Books Orchard

ちびっこ本の果樹園、books orchardでは
Twinkle Booksがこれまでご紹介した絵本・児童書の中から
おすすめ本を気まぐれにチョイス、
そのレビューをテーマ別に紹介します。
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出会いと別れを繰り返し、手にいれたこと。失ったこと。
ねずみとくじら
ねずみとくじら
ウィリアム・スタイグ, せた ていじ

ニューヨーク生まれ、60歳から絵本を描きはじめたスタイグの作品です。
まだ見ぬ大海原へ「かじり号」で冒険に飛び出したねずみのエーモス。でもひょんなことから海にほうり出されて通りがかりのくじらに助けてもらいます…。そんな風にともだちになった2人が経験する、ひとつまみのお話の中に、冒険のゆめ、うちゅうの中のひとり感、ともだちとの出会い、今生の別れ…これだけの要素がつまっています。そしてこの本のいちばんのテーマである、ちいさなちいさなねずみと大きなくじらの、一緒のときも離れていても、お互いを認めあい、尊重できる関係。2人が手にいれたものも、失ったものも含めて、そういう損得超えたところで、いい人生ですねえと思えます。トシとってからの2人の出会いと別れがこれまた泣けるのです。ああそれにしてもいいうんちく爺ですね、スタイグ。少し前にお亡くなりになったのが惜しまれます。
| marico | 終わりははじまりのために…出会いと別れの本 | comments(0) | trackbacks(0) |
とんちんかんなのんきさ
たぬき学校
たぬき学校
今井誉次郎(たかじろう)作
講学館
日本の子ども文庫1


自分がちびっこの頃、いつも父親がおみやげに菊判の児童書を買ってきてくれて、今思うと、あんなにセンスがビミョウなお人が、なぜいつもヒットポイントの高い本を選んできてくれたのだろうと、感謝の気持ちもひとしおであります。ちびっこの頃は、絵本は実をいうとあまり興味なくて、児童書ばかり読んでました。そしてそういう本一冊一冊が今の自分の性格の方向づけというか、血肉になっちゃってるなあと思います。特に今井誉次郎作のこれと、「おさるのキーコ」(今思うとこの本はちょっとやばい用語が満載だったような気がする)はそんな一冊です。
内容は山の中のたぬきの学校の生徒たちが卒業するまでのお話なのですが、先生がポン先生、生徒はポン太、ポン吉、ポン三郎、タヌ八、タヌ子、ポン子など。この飾り気のない(そのまんま…)ネーミングセンス。しゅくだいの巻、そうじの巻、木のぼりの巻(たぬきの必修科目なんです)、試験の巻の4章にわかれて、たぬきたち大活躍。木のぼりの巻で登場するリス先生がきびきびしてて大好きでした。あとがきには今井氏の教育に対する思いがつづられています。いま思えば、「教育派」と自ら名乗るだけあって、けっこうガチンコな道徳感が流れていたりしますが、そういう意図も今となってはほほえましく感じます。ほんとはむしろそういうことをぬきにしたところで、この人の話は光ってるような気がするのだけど、本人は気づいてないのかな。全体を流れる「とんちんかんなのんきさ」がとてもたまらないのでした。しかしこんなにほほえましくもかわいいのに、残念ながら絶版。おさるのキーコと合わせて復刊を強く希望!
「たぬき学校」復刊リクエストページ
「おさるのキーコ」復刊リクエストページ
| marico | オトナになっても。オトナこそ。 | comments(4) | trackbacks(0) |
木の上にはおばあさんがいる

リンゴの木の上のおばあさん
ミラ・ローベ作/塩谷太郎訳 学習研究社(品切中)

アンディは、おばあちゃんがいなくてさびしい男の子。でも、このお話が終わるころには、2人のおばあちゃんができています。
1人はリンゴの木の上で出会った、スーパーおばあちゃん。不思議な車をもっていたり、遊園地やサーカス、航海、トラ狩りにまでに連れていってくれる人。もうひとりはふつうのおばあちゃん。やさしくて、ミシンのぬいものが上手で、ケーキを焼いてくれる人。動と静、まったく正反対のイメージだけど、どちらもちびっこが描く理想のおばあちゃん像って感じで、ローベってほんとにちびっこの気持ちが手にとるようにわかる人なんだなあと、いまあらためて思います。そしてこんなおばあちゃんをいっぺんに2人も持つことができたアンディがうらやましい。
もうひとつ、なんといっても見逃せないのは次々でてくるおいしそうなたべもの!サーカスで綿あめとからし付ソーセージの甘辛な組み合わせを、えんえんかわりばんこに食べたり、前述の不思議な車は、ボタンを押すときいちごのジュースやら、チョコレートボンボンなんかがでてくるシロモノ。ゆでたジャガイモのトプフェン、極めつけはすもものケーキ…ぺちゃんこなカタチですごくおいしそうなのでした。
ちびっこのとき、とにかく私もこんなおばあちゃんが欲しくて、何度も何度も読み返しました。いまでもイラストとか、話のディテールとかぜんぶ覚えているくらい。時計を植えたら、時計の木がはえてくる、ってエピソードもお気に入りでした。
| marico | おばあちゃんの本 | comments(2) | trackbacks(0) |
ネズビット×ツヴェルガー
国をすくった子どもたち
国をすくった子どもたち
イーディス・ネズビット, リスベート・ツヴェルガー, 猪熊 葉子, Edith Nesbit

魔法と空想の王様、エヴリデイマジックの創造者であるあのネズビットのお話をツヴェルガーの挿画で楽しめるというなかなかぜいたくな本です。ある日、エフィの家にちいさなりゅうがあらわれてから、イギリスの国中にりゅうがあふれだします。そこでハリーとエフィはりゅうを倒した伝説の聖ジョージに会いにいきます。イギリスの変化しやすい気候のナゾにつながるお話が面白いです。決してどうもうなだけでないりゅうの表情、イギリスの生活風景などが古典的なタッチで描かれていて、おなじみファンタジーの世界に繊細な表情を添えています。
| marico | オトナになっても。オトナこそ。 | comments(4) | trackbacks(2) |
わがままヘーヴェルマン
ちいさなヘーヴェルマン
ちいさなヘーヴェルマン
テオドーア シュトルム, Theodor Storm, Lisbeth Zwerger, 池内 紀, リスベート ツヴェルガー

世界的にも不動の人気を誇るウィーンの画家ツヴェルガー。かつて「不思議の国のアリス」のあのつかみどころのないシュール感にガツンときて以来、とても気になるひとです。すごい美人だし。そしてこれは個人的には彼女の一連の絵本作品の中で、ベストの1つに数えたい1冊。
19世紀北ドイツの詩人、シュトルムの物語は、まるで彼女に描かれるためにあったかのようです。平地から湿地帯、そして海へ続く北ドイツの地の淡い光と、ひんやりした温度を伝えるかのような青がとても印象的。夜の青、お月さまの青、深い森の青、とろりとした湖面の青。ヘーヴェルマンは低地ドイツ語で、「甘えん坊でわがままなこども」。お母さんに遊んでもらえない夜、わがままヘーヴェルマンのベッドは部屋をとびだして、かたかた走りだします。やさしい月をお供に従えて。

太平社版は残念ながら品切れ中。US版はこちら。
| marico | オトナになっても。オトナこそ。 | comments(0) | trackbacks(0) |
日々にある歓びと。
しあわせなモミの木
しあわせなモミの木
シャーロット ゾロトウ文, みらい なな訳, ルース ロビンス絵

これも同じモミの木の話。まるで下のアンデルセンのお話へのアンサーストーリーのようなお話です。こちらのモミの木の一生は玉の腰というか、ハッピーエンド。ちいさくて枯れそうだったもみの木とそれをたいせつにしたやさしいおじいさんの心あたたまるお話です。お金持ちの人たちが住むこぎれいな街に一軒だけあったよごれた古い家にひっこしてきたおじいさん、クロケットさん。まるで森の妖精のような身なりや、自分で窓を磨いてぴかぴかにしたり、鳥にえさをやったり、枯れたもみの木を大切にしたりする彼に、街の人たちは眉をしかめますが…。はじめは枯れて死にかけていたもみの木が、結末には世界一美しいクリスマスツリーになるのでどうぞお楽しみに。
晴れた夜、階段にすわって星を眺めたり、街の中にある小さな自然に微笑んだりする、日常にあるちょっとした喜びの大切さ。そしてそういう日常の積み重ねの中にあるクリスマスのすばらしさ。そういうベーシックなんだけど忘れかけていたことを思い出させてくれる本です。
| marico | クリスマスの本 | comments(0) | trackbacks(0) |
アンデルセンのモミの木


もみの木
ハンス・クリスチャン・アンデルセン作/スペン・オットー絵/きむらゆりこ訳
ほるぷ出版(現在品切中)

もみの木の一生を描いたおなじみの作品です。何か先にすばらしいものが待ち受けてると感じて、大きくなるのを焦り、いつもいまの自分に満足できず、華やかな境遇を手にいれるも、それは長続きせず、現実に裏切られ、さびしい死の中に没していくクリスマスのもみの木。そのまま、人の一生と重ね合わせることができる、いかにもアンデルセンらしいペシミスティックなお話だけど、その中にある冷たいようで、実はとてもあたたかな視線もまさにアンデルセン。「雪の女王」と同時に作品集に収録されたのが初出。以来、世界各国、さまざまな版がでましたが、コペンハーゲン生まれのスペンオットーのクラシカルなとてもとても美しい絵で楽しんでみてください。
| marico | クリスマスの本 | comments(0) | trackbacks(0) |
北欧のクリスマス
トムテ
トムテ
ヴィクトール・リードベリ, ハラルド・ウィーベリ, 山内 清子

しずかなしずかな雪の夜です。1882年リードベリが書いたクリスマスにもゆかりのある、スウェーデンの伝説の小人、「トムテ」の詩に、ウィーベリが美しい絵をそえたもの。ちなみにこの絵本のイギリス版やデンマーク版ではこのオリジナルの詩をもとにリンドグレーンが書いた文章が使われているそうです。誰も見ることのできないトムテが、雪の夜、うまやや納屋やこども部屋にそっとあらわれます。「ひとはどこからやってくるのだろう」つぶやくトムテ。問いも答えも白い雪の中に消えていく。幻想的な北欧の夜です。

| marico | クリスマスの本 | comments(0) | trackbacks(0) |
ワイズブラウンのクリスマスイブ


クリスマス・イブ
マーガレットワイズブラウン文/ベニ・モントレソール絵
やがわすみこ訳
マーガレットWブラウンの文に、ベニ・モントレソールの素晴らしいグラフィック。そして矢川氏の名訳で楽しむ贅沢な一冊。クリスマスの色が、何色かと考えるとき、私のような凡人はやはり赤と緑とかって思ってしまいますが、この本を最初に見たときは、目からウロコでした。クリスマスって、「きんいろのとき」なのですよね。それも日本人が考える「金色=派手」みたいな発想でなく、すべてが自ずから輝きだす瞬間。
クリスマスの前の夜、眠れないこどもたちの興奮、ベットを抜け出してそっとのぞいた暖炉のへやには、輝くクリスマスツリー。おとなたちのしずかな歌声。そして胸の高なりをおさえてベットにもどり、静かな夜が訪れます。まるで一つの楽曲のように流れる話に合わせて、画面の色もオレンジを基調に、歓喜と興奮に輝く黄色、そして夜の静けさの黒の3色の組み合わせで変化していきます。この色彩のトーンによる構成、うまいなあと唸らざるを得ません。そして、いつのまにか自分も、1年に1度の「きんいろのとき」へと、高なる気持ちを抑えられなくなってしまいそうな…不思議な力をもった絵本です。モントレソールはニューヨークに帰化した人ですが、もともとはイタリア人。なるほどの色彩マジックです。
| marico | クリスマスの本 | comments(0) | trackbacks(0) |
Book de Noel:名古屋のクリスマス古本イベント
Book de Noel
恒例となったle petit marcheで開催のクリスマス古本市Book de Noelに今年も参加。今日から 25日までです。木枯らしの季節は部屋でゆっくり古本三昧。クリスマスを一緒に過ごしてもらいたい絵本や、この季節にほっこり暖まる本をいろいろ持っていっておりますので、名古屋近郊の方よかったら遊びにきてください。今回はサイトではまだ紹介できてない海外の絵本(フランス、ドイツもの中心)もたくさんありますので、ぜひ手にとってご覧いただけるこの機会に。

Book de Noel 12.11(sat)〜12.25(sat) le petit marche
名古屋市中区栄3-7-5栄長谷川ビル4F 052.264.3545


そして、ここからしばらくクリスマスの絵本をご紹介していきます。これまでtwinkle booksでご紹介してきたものを中心に、今年出た本なども紹介する予定です。
| marico | クリスマスの本 | comments(0) | trackbacks(0) |
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